お店をOpenしたものの、
きっと今日は朝から暇だろうな・・・と、
少し気を緩めていたら、10時ジャストにお客様が。
「昨日ブログを初めて見て勇気が出たのでそれを伝えに来ました」と。
(私の拙い文章で勇気が出たなんてこと、
もう一度ブログに書き込んでいる私も私ですが・・・。)
たぶん ケーキは無理に買って下さいましたよね、もうしわけないです・・。
彼女、数ヶ月前にご主人を亡くされたのだそうです。
身近にいる家族がいなくなる経験は多かれ少なかれ、誰にでもあって・・・。
でも、ご主人となるとまた別ですよね。
でもね、神様は皆に平等だとおもう。
辛かった分 楽しいことが待っていますよ、きっと。
今朝のお礼に・・・
調子に乗って、
大好きな工藤直子の詩でも。
むねをはって つんつん青空をつつき
風船はいうのだ
ぼく これから「この世の果て」に
いってくるからね
あんた なかないで ぼくを待っててね
わかれる というのは・・・・・
手をはなす というのは・・・・・
じつにじつに むずかしいなあ と
風船の糸のはしを握りしめるのだが
風船には風船の言い分があるのだ きっと
だから わたしは
さみしいけれど元気よく
いっておいで! と手をはなす
かなしみだって 空に浮かべばひかってくるさ・・・
全て時間が解決してくれるはず・・・。
焦らずに、
自分のペースでゆっくりと、ゆっくりと、ね。
● くどうなおこ 「しゅっぱつ」
● レオナール・フジタ 「パリの子供たち」