Have a nice day

 

京都駅から
同じバスに乗ったアジア系観光客のグループに
身振り手振りで質問された。

多分、「運賃が幾らかわからない」と言っている。

確か、市バスはどこまで乗っても一律230円。

そのシステムが分からないから、
四条河原町まで幾らかわからない。
(だから、4人分の計算ができるはずもなく)

お札を出してお釣りを貰いたいのだろうけど、
大きなお札はタブーだし。
そもそも、
お金をどこに入れたらいいのかわからない。
おまけに、
自分で両替して人数分を支払うシステムだから
言葉が通じないと、そりゃ、焦りますよね。

観光の街なのに、不親切といえば、不親切というか・・。

 

「どこまでいっても230円ですよ」
身振り手振りと少しの英語で説明をしたのですが・・・。

「・・・・?」

その意味が分からないらしく
とうとう、スマホ登場!

ここに日本語で喋ってくれと、
口元にそれを近づけられ(!)
奈良弁で、同じ言葉を繰り返す・・・

「Wooo〜 ok!ok!」

・・・やっと意味がわかったらしい。

しかし、だ。

翻訳がハチャメチャ!
あんなの、絶対信じてはダメだ!!
なんとなく意味は通じるのだろうけど
笑いがこみ上げるほどヘンテコリンな日本語の訳。

私の英語もあんな感じなんだろうか・・・

やっぱり英会話勉強しょう。
おまけにイタリア語も。

「台湾からいらしたのですか?」
ベタな英語で質問すると

「上海からです」と礼儀正しく答えてくれた。

 

異国の地で親切にされると嬉しいもんだ・・・

「Have a nice day!」

先に降りる彼らに、
ニッコリと微笑み
そう言おうと決めていたのに・・

停留所に到着するや否や、
ダダダダダーとバスを降りた彼らは、

二度と振り返ることもなく
京都の街中に消えていった・・・笑。

 

 

 

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TRIGLAVSKI NARODNI PARK

イタリアから一瞬オーストリアに入りスロベニアに行った。
ユリアンアルプスの麓
ヴィントガル渓谷を一日かけて散策、

一生忘れられない時間をここで過ごした・・。

 

つづく。