薄紅の砂時計

 

窓際では 老夫婦が
膨らみだした蕾を眺めてる

薄日の射す枯木立が
桜並木であるのを誰もが忘れていても

何も言わず やがて花は咲き誇り
叶わぬ思いを散らし 季節は行く

二度と来ない人のことを
ずっと待ってる気がするティールーム

水路に散る桜を見に
寂れたこのホテルまで

yuming「経る時」より

 


明日、4月1日。

ばあくさんでのイベントと
イースターが重なって
超ハードなことになってしまった。
終わりが見えない。。。
なので、
厨房でタルトを焼きながら投稿を。

4月1日はシェフの命日。
あっという間に10年経ってしまった。

辛くて寂しくて寂しくて
どうしようもなくて
転げ回った日々が数年続いたけど・・
でも人に恵まれて幸せで
すごく濃厚な10年だった。

私の魂は、
これくらいのことがないと
精進しないのだと悟った。

 

いつかまた。
彼に会えることを楽しみに

体が続く限り
お菓子を焼き続けよう・・・。