いつか、また、きっと。

 

タミちゃんの個展が昨日で終了しました。

遠方からご来店してくださいましたお客様、
何度も何度も足をお運びいただいたお客様、

ありがとうございました。

 
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作品を全て梱包し、
ガランとしたギャラリーにしばらく座り込み
昔のことを色々思い出しました

見た目には何も変わらないけれど、私の中でひと区切り。
タミちゃん色々ありがとう。

 

数日前から洗面所の蛇口の水がぽとぽと。。。

なにも、こんな忙しい時に壊れなくてもいいのにな、、
罪のない蛇口のパッキンにイラッと。笑

「人はいつも、どこか寂しいんだよね
どんなに強く捻っても、壊れた蛇口の水がぽとぽと落ちるみたいにさ、
とめどなく、不安がぽとぽと溢れ落ちてくるんだ・・」

タケシさんがそう言ったのを思い出した。

ポトポトの点がトロトロと線になり始め、
自分ではどうすることも出来ず
そろそろ業者さんに来てもらおうかと。

そしたら、そのあたりの関係ないものまで整頓したくなって・・
そして、
どうしても捨てられなかった
シェフのシェーバーも思い切って処分することにした。

もしかして蛇口はこのタイミングを待ってくれていたのかも?

「もういいよね、」妹に話しかけると
「もういいよ」と妹が小さく呟いた。

どうしようもなく込み上げてくる感情はありますが
これも大きなひと区切り。

 

 

タミちゃんが全身全霊で描いた45作品
どの作品も素敵でした。

本当なら東京の青山の画廊で個展をするくらいの人で
私のお店で個展するなんてありえないことでした。

とんでもない高価な作品を沢山お預かりしていたわけで
正気になると震えが止まりませんが・・・。

彼の絵のお陰でギャラリーの温度が2度ほど上がったような気がする。

夜、ひとりで絵を見ていると、
心がとても落ち着いて元気になるのがわかった。

本物って・・・すごいんだな・・。

 

夢みたいな話が現実になって、それもまた過去のものとなる・・

 

ここからまた新しい一歩。
きっと新しい何かが始まる・・・。