チカコレ

 

のっぴきならない大切な用事が入ったので
清水の舞台から飛び降りる覚悟で
憧れのブランドCに出向きシャツを購入した。

高野山のカフェから一転
タイミングが合うのはこの日しかない!ってことで
横で機嫌よくランチを食べていた服飾関係のF子に

「似合うかどうか、ほんまのとこ言うてな、」などと、

遥々ついて行ってもらうにもかかわらず
若干脅しとも思えるような圧力をかけ・・

どこまでも走る愛車に乗って梅田に、いざ出陣!

どんだけ行動範囲広いんや…

 

お店に入ったとたん
スタッフの手厚い接客術で緊張感が緩む。

しかしえらい格好で来てしまった。

「あの、お昼まで高野山におりまして・・
登山してたみたいな汚い格好でごめんなさい・・」

またまた向こうに全く関係のない言い訳をしてしまう(恥)

袖を通して初めてわかったが、
ハイブランドのシャツは贅沢な大人のためのモノなんだ。
どんな体型にも似合うように巧みにデザインされており
見ているより着た方が断然かっこいい。
私みたいなものでも
エレガントさや知的さが(皆無に等しいが、)
前に押し出される感じがするんだから、
すごいわ。

だからこその人気
ハイブランドC、なのだよ、きっと。

 

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その場の雰囲気で、

一瞬、金持ちになった錯覚をおこしたが、
こんなことは、たぶんもうない。

「それ、自慢か、」心の声。(サヨナライツカの豊 風!)?

 

いったい、
シュークリーム何個焼いたらいいんだ!

購入後のことを考えれば考えるほど恐ろしい・・
けど、
死ぬほど焼きますで、シュー。
それに、
このシャツ死ぬまで着ますさかい。

 

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そして後日、
本屋に行く途中ふと立ち寄ったH&M
片隅の処分コーナーにかかっていた
山吹色のこの子、
何度も張り替えられた値札はとうとう¥500だと。

「きっと、山吹色に染められたから売れなかったんだよ」
そう思うとなんかかわいそうになってしまった。

「帰りのジェラートを我慢すれば買えてしまうんだから・・」
何か購入するときは
いつも、なにかしら理由を見つけて自分を諭す。

サイズ感といい質感といい、
この子も着た方が断然いい。
モードにもカジュアルにもなるから
ラッキーな買い物だったと思う。

どちらもお気に入り、

どちらもチカコレに認定!!