古池や、蛙とびこむ・・・

よく京都に行きます。

京都には昔からの友達もいるし、親戚の様な先輩もいるし。
ご存知の通り、古くて頑固で世間が狭い。
(生まれてこの方、下京区から出たことないって人知ってますし・・笑。)
でも、そこが好きですね。
人が多くてもあまり気にならない特別な場所です。

京都に行くと、お昼ごはんはここのお蕎麦屋、
どんぶり物は、ここの食堂、
一服はあそこの喫茶店、
夕方になれば寺町にある洋食屋・・・と、
行くとこ全て決まっておりまして・・・アレ、食べる事ばかりですね(笑)

困ったことに新しい物に全く興味がなく、
さほど有名ではなくて、けれど伝統がある店や物に心惹かれますね~

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1月に食べる 花びら餅

実は私、和菓子が大好きで。
洋菓子屋がこんなことを言ってよいのかどうか・・。
実家の隣りが和菓子屋で小さい頃から縁が深いですね。
今も幼馴染が焼く鮎菓子が日本一好きです。

お菓子の勉強にフランスへ行ってわかったことは、
フランスのエスプリを理解しないことには、
技術だけ盗んでも薄っぺらい作品になってしまうってこと。
たとえ、パリに20年間暮らしてフランス人と結婚をしたとしても、
フランス人が感じるエスプリなど、きっとわからないってことがよーくわかった。
つまりは、一生ステファンの様なお菓子は作れないと言うことですよ、

古池や 蛙とびこむ水の音・・・

この感じ、日本人でないとわからないのと一緒ですね、

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おみやげには林万昌堂の甘栗を。。。

実家だけでなく、うちの親戚はここのが大好物で
家族の前で包みを開いた途端、毎回壮絶なバトルが繰り広げられる!(笑)
父などは、幾つかこっそり別の場所に隠してみたり・・・、
で、必ずバレてセコいとか、セコくないとかで親子喧嘩に発展し、
2人で母に叱られる。。。
自分用に持ち帰り、一人マンションで好きなだけ食べたあの日には、
独立したな~、大人になったな~と、感無量でしたね。

好きな量をその場で量り売りしてくれる。
素早い手さばきのラッピングはお見事!
何度見ても飽きる事がないです。。。