さいはてのまち

 

もう、ずいぶん前のこと・・・

洋菓子の専門書かなにか、
ちょっとした記事で葉子さんの事を知りました。

東京でパティシエとして修業をしていた彼女は
いつしか珈琲の焙煎に興味を持ち始めたのだそうです。
仕事を辞めると 東京での暮らしは大変。
ラッキーにも弟さんが東京で暮らしていたから、
そのままそこに居候・・・?(笑)
憧れの焙煎屋さんで修業をすることになったのだそうです。

時が過ぎ、
東京の何処かで豆やを開こうと店舗を探していた折、
お爺さんが亡くなり、能登に帰郷する。
お葬式の後、
漁師だったお爺さんの船小屋に行き
しばらくその場所で佇む・・・

そして・・・
お店を開く場所はここなんだと確信したのだそうです。

パティシエだった彼女が焙煎した豆は
生クリームのお菓子にもきっと良く合うだろうなと、、直感で・・。

時が経つのは なんとも早いもので、
それから13年、いや、、14年?
クリアンの珈琲は、
彼女がずっと焙煎してくれているのですよ、、

 

にざみ

 

その間に、お互い色々ありましたが・・・

どんな風が吹こうとも、
彼女は、いつも前を向いて進んでいる様に思えました。

いつだったか・・・
なかなか元気の出ない私に
メッセージ付のニコニコクッキーを届けてくれたことありました。
さりげないけど力強いメッセージが心に響き・・・涙がとまらなくなりました。
お陰で・・・
あの頃からですかね~
ムクムクと元気出始めたの(笑)

 

彼女の珈琲豆屋を舞台にした映画が2月に上映されるのだそうです

穏やかで芯の強い人
葉子さんにはそんなイメージがあります。

 

「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」

必ず観ますからね・・・