スカブライダー

お昼の休憩が終わって螺旋階段を下りて行くと・・・
男性が一人ポツンと座っていました。

実は私、あまり人の顔を見ないんです。
軽く会釈して厨房に引っ込んだものの・・・
何となく視線を感じる・・。

誰?
おそるおそる、お店を覗くと・・・。
えっ、ハカセタロウ!
いや、ちがう。
タロウちゃんに似てたチェコでのガイド!
Kさんではないですかぁ~!!
どうして、どうして~!なんでここにいるんですかぁ~?

Kさんは5日前に帰国されて、また5日後に海外へ・・・。
歩くヨーロッパのウマい物図鑑みたいな人で、
散々お世話になりました。

「小さい頃、親が僕の事ナマクラナマクラ言うから、
僕ずう~っと、ナマクラ言う名前か思てましてん・・
あ、ナマクラって方言 わかりますか・・」

・・・はい、わかりますよ。

この話でツボにハマってしまいまして・・・。
そこから仲良しに。
ガイドの後、一緒にごはん食べに連れってもらったりして・・
たのしかったな~。

「チェコで魔女の亡霊でもくっつけたんとちがうかな~。
あれから風邪ひくし、なにかにつけてついてなかったし・・・」というと、
「あ~、幽霊出る教会行ったの悪かったかな~」って、
何何??今頃になってぇ~?
先に教えといてよ・・・・。

Kさんはケーキをペロッと2個食べた。
紅茶とコーヒーを飲んだら地図を広げだす・・・

「そういえば、ここまでどうやってきたの?」
「スカブ」
「スカブって何処から?」
「大阪の中央区」
「・・・・・!」

世界を行ったり来たりしてるKさん。
奈良の五條くらい、スカブでチョチョイのチョイ~
って感じですかね、

ちなみに・・・97歳まで生きたうちのおじいちゃん、
海軍仲間とかなりの老人になってからスカブで北海道一周してましたねぇ・・。

関係ないですか。。。

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Kさん、こんな感じのオバサンみたいなオジサンなんです。
かわいいでしょ。。。

また来てね~