絶妙

 

ひと粒残らず食べられてしまったジューンべりー

「そんな~ 」

収穫直前のアスパラガスを
絶妙のタイミングで盗まれたオジサンの悔しそうな顔を思い出した。

「あ、 もしかして・・・」

いやな予感は大抵的中するもので、
やっと実った黄色いフランボワーズ達(大豊作だった)も全滅!

「・・・・・」

 

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たぶん鳥にも相手にされなかった、栄養失調の最後のひと粒。

よけいに切ない。

「ひと粒残されても・・・」

実が熟したら、色んなメニュー考えていたのに、残念ネ、、、

しょんぼりしていると
ブルターニュのトシ子さんがひょっこり顔を見せてくれました。

彼女のタイミングは本当に絶妙で・・・、
きっと魔法の鏡が家にあるのだと思う。

「あなた良いことしましたね、
鳥達はあなたの育てた実を食べて、さぞかし幸せだった事でしょうね・・・」

ニコニコ笑ってそう言った。

・・・・そうか、私はまだまだ器が小さいな~

人も動物も昆虫も・・・自然界ではみな平等。
太陽の光や山の水やミツバチがいてこその果実達、
決して傲慢になってはいけないですね。

美味しい物こそ、みんなで分け合わないと!

ちょっと反省、、、

 

で、追伸です・・・

ヒヨドリ様、
よかったら、さいごのひと粒もご遠慮なく・・・。