流るる雨の如く、

 

 

淡き光立つ俄雨

いとし面影の沈丁花

あふるゝ涙の蕾から

ひとつ ひとつ 香り始める

それは それは 空を超えて

やがて やがて 迎えに来る

 

春よ

遠き 春よ

瞼閉じればそこに

愛をくれし君の

なつかしき声がする

 

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今日は彼の命日、

長くて短い8年間。

その間に、

辛く、悲しく、不安で寂しい時間を一生分味わった。

 

だから今は、

どんなに些細なことでも

とても幸せだと思えるようになった。

 

苦しみの後には必ず幸せがやってきて、

また、

その反対もあるだろう。

何かが満たされたら

変わりに何かが無くなる、

 

神様はいつも

やさしくて、残酷・・。