冥土の土産的出来事。

 

今日で1月も半ば、

昨夜は鬼走りを見に念仏寺に行ってきました。
毎月同じことを言っていますが
時間経つの本当に早いですね。

2月に地元の食材を使ったイベントが
東京で開催されるのですが
お茶農家の方や老舗の葛菓子屋さんなどとともに
奈良県のブースで新しいお菓子を展示させていただくこととなり
またまた思案中思案中思案中、、、

 

 

 

 

京都 「うるわし屋」の店主
堀内明美さんが茶箱と茶道具の本を出版されました。
クリアンのお菓子も少し載せていただいております。

実は私も少しだけ載せていただくことに・・・。
こんな素敵な本に載せていただくことなんて
そうそうないだろうから
思い切ってお引き受けした次第、
良い思い出となりました。

明美さん、ありがとうございました。

 

「愛蔵版 茶箱と茶籠の図鑑」

とても素敵でとても勉強になる。
一生ものの本だと思います。

Amazonでも購入可能!
ぜひご覧くださいね。

 

すばらしい、日々。

 

なんて早い一年!
今年はいつも以上にそう感じました。

原因は加齢?
も、あるとは思いますが。笑
今年は秋のパリでの展示会に全てを集中した
一年だったように思います。
なにか、
もうずーーーーっと、
考え事をしていたような気がします。
それに英会話!
最後のひと月は
先生に毎日特訓してもらってたんですよね、
今思えばこれもありがたかったです。

パリが終わってホッとしたのも束の間、
アッという間に繁忙期に突入!
お店の日々の仕事も普通に熟していかねばならず
体力だけでなくメンタルも安定していないと
一瞬で風邪ひきそうになる。笑

私の場合、
ホッとする場所が近くの山にあるので
心身ともにとても助かっています。
これもラッキーなことの1つですね。

 

 

クリスマスの厨房。
ここにもまたラッキーなことがあります。

余計な話は一切しない
集中した状態を数時間持続できるスタッフたち。
近くで見ていてもかっこいい。
これがプロの仕事だとおもいます。
スタッフに恵まれている自分はとても幸せです。

シェフが生きていたら嬉しかっただろうな、って
みんなの働く姿見て思いましたが、

これってもしかして・・・
全てシェフが導いてくれているのかもしれないなって
途中で気づきました。
シェフにもありがとう。です。

 

この一年クリアンにご来店くださいましたお客様、
いつも周りにいてくれる友人知人の皆さま、
そしてスタッフの皆さん、
今年もまた人に恵まれた、すばらしい年でした。

一年間ありがとうございました!

良いお年をお迎えくださいね!!

来年もどうぞ宜しくお願い致します!!!

年始は1月3日からです。
初サロン・ド・テ しにいらしてくださいね。

 

Patisserie Client
田中千佳代

Settlement

 

寒いですね〜

秋にやってきた台風だとか
ここにきてずっと気温が低いことが影響して
クリスマス用のイチゴがいつも以上に品薄なんだそうで・・
昨日は大阪のフルーツ業者さんが
「イチゴ1パック2000円になりそうです」と
吐くだけ吐いて帰って行かれ・・・(爆)

厨房に残された私たちは
いつも以上にジトーーーっとなったわけですが。。。

うちの近くにもイチゴ農家さんは沢山あるのですが
毎年クリスマスには全く間に合わず
ハウスで無理やり作ったとても高価なイチゴを
泣く泣く買わざるおえない危機的状況が続いています。

24日になると、そのイチゴの値段がガクッと下がる。
気持ちはわかるけど、悪質にさえ思える。
毎年クリスマスが近づくとイチゴに相当悩まされる。
町のケーキ屋さんは皆頭を抱えていると思いますね。

いっそ、うちはクリスマスケーキをやめるのもアリかなぁ?
クリスマスケーキは大手スーパーとかコンビニで買うのが
当たり前の時代がやってきているしなぁ。。。
なんて、想像してみたり。笑

そもそも、ヨーロッパの人たちは
イチゴと生クリームのデコレーションケーキをそんなに食べない。
フランスから日本にやってきたパティシエは
イチゴと生クリームのケーキばかり作らされ
嫌気がさして帰国したって話もあるくらい(笑)

 

 

とは言え、
イチゴがないと話にならないわけで・・・
うちのお店は山で暮らす男気のあるお兄さんが
どんなになっても大量のイチゴをお届けしますといってくださり。
捨てる神あらば拾う神あり、
人には親切に、真心を持ってお付き合いしていると(笑)
ええことあるんですよね☝︎

イチゴじゃなくてレモンの画像は
一昨日 上北山村から届いた無農薬のレモンなんですが。
今年は9月にパリでの展示会があり
苦しみながらなんとかこなしたのも束の間、
今度は来年2月に東京で開かれる
奈良の食をテーマにしたイベントに出店することとなり・・。
また試行錯誤している最中。。
レモンはそのためのものなんですが。
なんと!同時進行!!
クリスマス前の撮影用サンプル作りで
頭の中がグニュグニュ(笑)

次から次へと・・・
課題が多かった一年。
今回も受けたお話は断れない。
そこから逃げたら
また最初から始めなくてはならない気がする。

辛くても頑張る。

最後にバン!と、決めてしまわねば・・・

女が廃る!!ってもんでしょ?

 

ジュリエット〜!

 

ポカポカお天気だった
先週のマルシェ・ド・ノエル!

久しぶりにお会いできたお客様や
友達が沢山集まってくださり
本当に有難うございました!

いつも画像を残さず後悔するのですが
今回は気づいていたものの
同じ場所から殆ど動くことができず
結果、大した画像残っておらず、、、

 

大した画像ではない、、、などと。
失礼いたしました!
唯一残っていた美人な友人4人のランチ風景、
「あなたたちのおかげで、
ここ、カルチェラタンみたいやわ〜」

マルシェ挟んだ一週間は
ビノシュ週間でもありました。
実は私、ジュリエット・ビノシュが大好きで
大昔のボーイフレンドも彼女が大好きだったため
ちょっとでも近づこうかと(爆!)
長かった髪をバサッと
ショートにしたのでございますよ(笑)

で、
私のビノシュ好きを知っていた友人Nちゃんが
吉野の山奥の小さなお寺でひっそりと開かれた
ライブに誘ってくださり・・
お忍びでいらしていたビノシュさんとご対面〜!
シュトレンをお渡しし、少しお話もできました(涙)

その2日後、ビノシュさんのリクエストで
高野山をご案内することになり・・
(残念ながら私は仕事で行けませんでしたが)
彼女は友達のカフェでランチを食べ
友達が焼いた器を沢山買ってくださり
空海と苔がとても好きなんだ・・とかで・・。
・・・好きなん、いっしょやん〜!笑

友達のおかげで
ビノシュさんと嘘みたいに繋がった一週間でした。

 

 

ビノシュさんまたいつか。。

 

そしてそして。。
大好きなフランス女優に会えたってことは・・

N島さん、、、、
そろそろとちがいますか?
もうそろそろ会える気
ムンムンしてますねけど・・・笑

 

そろそろ12月。

 

ここのところ
お店の中はシュトレンを焼く香りで溢れています。

この香りがすると
スタッフ全員気合が入るんですよね。
パティシエたちは仕事を黙々とこなし
ほんと、集中力の塊です!
隣で見ていても気持ちが良い。
大変だからこそかっこいいんですよね〜。
いつもご苦労様です。

12月になるとすぐ
マルシェ・ド・ノエルがやってきて
バタバタしているうちにクリスマス突入!
そして一年が終わっちゃう。

先日、同世代の友人と、
時間たつの早くなったな〜って
しみじみ語り合いました。
10年なんて、アッという間。
あっという間に歳とっちゃうから
やりたいことやっておかないとね〜って。

そういえば・・・
カラオケって25年くらい行ってない。
カラオケ、行ってみたい!笑

昔、ボランティア活動の帰り道
みんなでよくカラオケに行った。
お寺の住職Aちゃんが必ず〆で歌ってた
ブロンディのアノ曲☝︎
急に聴きたくなってyoutubeチェックする。

 

 

あららら、なつかしや〜
「Call Me」が主題歌だった映画

アルマーニ着たアメリカン・ジゴロのリチャード・ギア
かっこよかったなぁ・・。

でも、おじいさんになった今の方が好きかもなぁ。笑

 

ご無沙汰。

 

 

ひぇぇぇぇぇぇ、

この前ブログ投稿したのって
たしか11月初旬でしたが
今日はもう20日ですか〜!

月日が流れるのは本当に早いですね〜

クリスマスケーキのカタログ作りに
マルシェドノエルのフライヤー作り。
その間ワタクシ、
ものすごく働いておりました。
なので、
全く映画観に行けていないの、ですのヨ。

 

そういえば・・・
数週間まえの夕方突然!
某監督さんと女優さんと俳優さん
それにスタッフの方々が数名
ご来店くださいました。

緊張して何から作ればいいのかわからなくなるわ
お持ちしたコーヒーは溢しそうになるわで(恥)

この話をチラッとインスタに綴ったら
あの人でしょ?とか
この人でしょ?とか
色んな有名人の名前が飛び交って
どんどんスケールがデカくなって
終いには「ジョンとヨーコか?」とか(爆)
いやいや、、ジョンはいないしヨーコなワケもなく
そもそも、あの人ら俳優違うし。

想像するだけでも楽しかったですが(笑)

 

「そろそろN島さん近づいてきたんと違いますか?」とか、
嬉しいお声も幾度か頂戴し・・

なんか来てますよね?

そうなんですよ☝︎
そろそろと違うかなと、
ようやく彼にお会いできるのではないかと、
私もそんな気がしているんですけどねぇ。。

 

で、映画つながりで・・
N島さんのコックコート姿。

何なんでしょうね、この人は。
薄幸なイメージあります。
なんか儚いんですよね。

そやけどコックコート姿ええですね!
筋肉見せられるより
ずっとずっと、かっこよろしおすえ・・・。

 

旅する茶箱展(完結編)

 

「あなたそれで、展示会はどうだったの?」

きのう仕事の帰りに先輩のお店に立ち寄ったら
玄関先でいきなり、、、笑

そうなんですよね、
パリで展示会を終えたあと
つかの間のロンドン周遊。。。
帰国直後、空港から家族に電話すると
「昨夜、家族Aが入院した」と言うではないか!
そしてその後、
別々に暮らしているBとCも入院してしまい・・・
(感染病でも食当たりでもございません故、)

なにもこのタイミングでなくてもいいのではないのか。
入院する時期も同じだなんて
うちの実家くらいですよね。

方角が悪かったのかと思い悩んだ数日間でしたが
最初の1名は無事復帰!
今日もバリバリ仕事をこなしておりますし
後の2名も回復の兆し見えてきた感じ。

そんなこんなで帰国後ずっと
仕事と病院通いの毎日でしたのよ、先輩。

 

で、展示会でしたよね、
あらためて今思い起こすと・・・
素敵だったんですよね〜。

約1年かけて考えたお菓子が
ギャラリーに並んだ風景は感無量でした(涙)
ギャラリーのオーナーさんがうちのお菓子を見て
新しく出来たパリの日本文化会館に置いてはどうか?とお誘いくださり・・。

うちは小さな工房でお菓子を焼いているので
そんなキャパではもちろんないし。
ものすごく残念でしたが
ものすごく嬉しいお話でした。
帰って速攻この話をシェフの仏壇に報告、
報告しなくても、彼もう知ってたと思いますが。

 

今回の展示会は「ROCCA・六香」という
4人のユニットで構成された茶箱を中心とした
茶箱に纏わる作品がコンセプトとしてありました。
私以外のメンバーは、
それぞれ本を出したり
NHKの教育番組なんかにも出てくるような
優れた方々です。

重いカメラを提げて行ったのに・・
カード忘れたんですよ、SDカード☝︎
ありえないですよね、、、
ホント、自分で自分がわからない。

で、スマホでシャシャっと撮った
今回は(私以外の)作家さんの作品を数枚。。。

 

 

 

 

 

韓国からイベントのお手伝いにいらしてくれた友人含め
アパルトマンでの5人の共同生活は一生もんです。

パリのど真ん中にあるアパルトマンの4階の寝室から見える風景は
土も木もない、以外にも殺風景な石の中庭だけで・・。
きっと昔は素敵な中庭だったのでしょうけれど。

毎朝、屋上に生えた植物がユラユラ揺れるのを見ながら
心を落ち着かせた日々・・・
生活の中に緑は必要だと、しみじみ。

 

「旅する茶箱展」
素敵な展示会でした。

 

 

 

充たされざるもの

 

去年、

札幌で暮らす30年来の友人の個展を

クリアン2Fのギャラリースペースで開いたのですが・・

 

たしか同じ時期、

地元の友人が偶々読んでいた本が

カズオ・イシグロ で・・

その本の装丁が

まさしく個展を開こうとしている

民野宏之の作品だった。

友人はそのタイムリーすぎる偶然に

すごく驚いていましたが・・・。

カズオ・イシグロ

ノーベル賞とっちゃいましたね。

何も関係ないけど

何かしら繋がっているのが

ちょっと嬉しくなったもので。。。

 

 

 

民ちゃん 良かったね〜。

 

 

ロンドンにて、ひとりごと。

 

流行りだからとかじゃなくて、ですよ。

森の中に小屋作って
そこでお菓子焼きたいんですよね〜
茶色くて渋いお菓子ばかり厳選して焼きたい!笑

 

 

入り浸りなご常連NG!
カフェ好きNG!
カメラ女子男子NG!
お子もNG!(鬼みたいなこと言いますが。。)
電話も繋がらず
住所も伏せる!笑
山の中散歩していてたまたま見つけた人歓迎!
ボーッとしたい人、
人生にちょっと疲れた人、
渋いお菓子と渋いコーヒー飲みたい人限定!
みたいな感じの。笑
そんなお店作りたいんですよね〜

ダメか〜。笑

 


狭い厨房と小さなお店、
自分が大切にしている
巨大化した植物を育てるための大きなコンサバトリーと
暖炉とソファがあればそれで十分、
笑って暮らしていけるわ。

 


そんな生活したいな〜
やっぱりダメか〜〜

 

 


で、こんな感じの魔女みたいなお婆さんになって
いつまでもカッコ良く現役貫き通す・・・
なんてこと、

やっぱりムリか〜〜〜。

 

つづく。

旅する茶箱

 

3ヶ月位前、
グループでご来店くださったお客様の中に
フランス人らしき初老の男性がいました。

直感で、パリからいらしたとわかりました。

ちょうどその頃の私はスランプ状態に突入しており
何をしても全く良い案が浮かんでこず
数ヶ月後にパリで展示会を開くことが
とてもプレッシャーになり始めていた頃で・・。

自分の感覚に全く自信が持てず心細くて仕方がない、
なんでもいいから
その方達と少しお話がしたかったんですね。

そうはいっても、
お茶を楽しんでくださっている4人のテーブルに
ドシドシ割り込んで行くわけにもいかず、
なんとなくふわっと、あわよくばな感じで(笑)
最後のオーダーの品をお持ちしたのでした。

すると・・その中の東洋人らしき女性が
私の洋服の色が好きだと話しかけてくださり
念願叶って彼らとパリの話を少しだけ。

ちょうど20年前、
縁があってパリで洋菓子の勉強をした事など・・
昔の話も少しだけ。

「パティシエと言うとね、サダハル・アオキを思い出すの
彼は独身の頃ずっとうちの主人のアパルトマンで暮らしていてね・・」

彼女から青木さんの名前がとびだし、びっくり!
20年前私がパリでお世話になったのは
まさしく!サダハル・アオキだったからです。

 

世間は狭い、
そしてそして、みんな繋がっているんですよね。

彼女たちとパリでの再会を約束。
多分一生忘れない出来事が起こった日でした・・。

 

 

 

いつのまにか旅する事が一番の趣味となりました。
休みができると ちょこちょこ旅に出るので
周りの皆さんはなんとなく暗黙の了解的な・・笑

でも、なにか今回は違う?
北のほうにある国が不安定だからもあるのでしょうか?
友達やお客様が顔を見に来たとわざわざ訪ねてきてくれたり
お護りをくださったり。涙。

カフェを目指して頑張っている
ユウ君も手作りベアーを作ってくれました。
小さな声で「Cついてるんです・・」って呟く彼。

言葉足らずな彼には詳しい説明などない。
けど、心を込めて作ってくれたのだろうな〜なんて
またまた勝手に想像、、、そして涙。

 

みなさんの優しさに心がキュンとなりました。
ありがとうございます。

では、クリアン代表してパリ行ってきます!