カントチーニの誘惑

 

食べ物を
その場でふやかして(もしかして方言?)食べる。

地域によって微妙なんでしょうが、
日本料理の食事作法としては、NG?
「お行儀が悪い」ことになるのかもしれない。

長いことインドで暮らしていた友人は
手慣れた感じでコーヒーや紅茶にクッキーを浸して食べる。

もし、イギリス人がミルクティーにクッキーを浸して食べていたら
なんか伝統的で品がある様に見えたかもしれないし、
(イギリスは一度行ったきりなんでよく分からないが・・)

友人のそれも
見方によってはかっこよく見えたりするから、
作法=マナーなんて言うものは
とても感情的なもので
なんとも不思議なものだなぁと。

 

 

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Biscotti di Prato

 

イタリアでも「ふやかして食べる」文化が
古代から?栄えていたような気がする。

マンマが家で甘〜いカプチーノを飲みながら
ホッと一息。
おやつにいただくのが、このビスコッティ。

卵と小麦粉、砂糖とアーモンド、
それに松の実なんかが入っており
素朴で甘くて懐かしい味がする。

カリカリっと、そのまま食べるのも良し!
せっかくだから本場イタリア風に・・
甘いコーヒーの中にベチョベチョになるまで浸して
食べてみるのもいいのではないだろうか。
※その際は口をビスコッティにグイグイ近づけるくらいB級な感じで食したい

ちなみに
私は今世イタリア人になり損ねた日本人だと思っており
前世は必ずイタリア人だったと思い込んでいる。
とにかくイタリアが恋しくてたまらないのだから。
「え、フランスじゃないんですか?」
お客様に驚かれることありますが
次生まれる時はイタリア、イタリアですよ、ぜったい。

 


この「カントチーニ」
C級の私なら、
エスプレッソにアマレット・ディ・サロンノを滴らし
ドボドボに浸した物を一気に食すのがマスト!
(カントチーニ只今店頭で販売中! 笑)

 

※海外の皆様・・
日本料理を食べる時の作法として
顔を料理に近づけてはいけないんですね〜
正座をし姿勢はそのまま、
お箸を口元に持っていくのが良いとされている(maybe….)

 

なんでもかんでもダメだダメだ、お行儀が悪い!と
私を教育した母のお陰で
なんでもアリやろ?の人生を送っている私ですが。笑
そういえばうちの母
なんでもかんでも浸して食べる癖ありますね、
クッキーはコーヒーに、
煎餅はお茶に、

私がC級なのは母のお陰かと・・・笑